STRUCTURE ごみ処理のしくみ

可燃ごみ処理の流れ

  • 1ごみを集める

    3市の家庭から出たごみは、ごみ収集車で集められ、小平・村山・大和衛生組合新ごみ焼却施設に運ばれます。

  • 2ごみの重さを計る

    ごみ収集車ごと、ごみ計量機に乗って重さを計ります。毎日どのくらいのごみが集められているかを記録し、ごみ処理の計画に役立てます。

  • 3ごみをおろす

    計量を終えたごみ収集車はプラットフォームに進入し、ごみ投入扉からごみピットへごみを投入します。プラットホーム内は、ごみの臭いが外にもれにくくなるようにしています。

  • 4ごみを攪拌する

    深さが23mのごみピットにためられたごみは、焼却炉で燃えやすくするためにごみクレーンで十分攪拌してから焼却炉の入口となるごみ投入ホッパに投入します。

  • 5ごみを燃やす

    焼却炉に投入されたごみは、ストーカの上をゆっくり進みながら、灰になるまで有害物質が出ないように、850℃以上の高温で燃やします。

  • 6ごみをエネルギーに!

    ごみを燃やすときに出る高温の排ガスを利用してエネルギーに変換します。ボイラーから出た蒸気により、蒸気タービン発電機で最大6,000kWの発電を行います。

可燃ごみ処理のポイント(ごみを処理する機械・設備)

  • POINT1
    ごみをいったんためておくごみピット

    3市から集められたごみは、いったんこの場所に投入します。深さ23mで大きさ約8,300㎥の空間に、3市の家庭から出るごみ約7日分をためておくことができます。

  • POINT2
    焼却炉から出た灰をためる灰ピット

    ごみは灰になると、容積は約20分の1に、重さは約10分の1に減らせます。たまった灰はトラックで東京たま広域資源循環組合エコセメント化施設へ運び資源化しています。

  • POINT3
    排ガスをきれいにするろ過式集じん器

    排ガス中の有害な物質を取り除く装置です。排ガスをフィルター状のろ布でろ過し、きれいになった空気だけを煙突から外に排出します。

  • POINT4
    59.5mの高さ!煙突

    きれいになった空気を上空に排出しています。煙突の上部から白く見えるのは水蒸気です。

  • POINT5
    焼却施設を24時間監視中央制御室

    焼却施設の一連の作業を集中監視する場所。24時間施設のごみ処理をコンピュータで自動制御。交代制で運転員が常駐します。

不燃ごみ処理の流れ

  • 1ごみの重さを計る(ごみ計量機)

    ごみの重さを量ります

  • 2ごみをまとめる(不燃ごみピット)

    不燃ごみをためておく場所です

  • 3ごみを分ける(手選別)

    人の手で小型家電や危険物などを取り除きます

  • 4ごみを細かくする(粗破砕)

    ごみを大まかに砕きます

  • 5ごみを細かくする(高速回転破砕機)

    ごみを細かく砕きます

  • 6鉄を取り出す(磁選機)

    磁石の力で鉄を回収します

  • 7アルミを取り出す(アルミ選別機)

    破砕物の中からアルミを選別します

  • 資源化工場へ

粗大ごみ処理の流れ

  • 1ごみの重さを計る(ごみ計量機)

    ごみの重さを量ります

  • 2ごみをまとめる(ヤード)

    粗大ごみ選別貯留ヤード、不燃性粗大ごみ貯留ヤード、可燃性粗大ごみ貯留ヤードに分けて貯めています。

  • 3ごみを細かくする(粗破砕)

    ごみを大まかに砕きます。

  • 4ごみを細かくする(高速回転破砕機)

    ごみを細かく砕きます。

  • 5鉄を取り出す(磁選機)

    磁石の力で鉄を回収します。

  • 6アルミを取り出す(アルミ選別機)

    破砕物の中からアルミを選別します。

  • 資源化工場へ

不燃・粗大ごみ処理のポイント(ごみを処理する機械・設備)

  • POINT1
    外観

    周辺への圧迫感を軽減するため、東側の建物の高さを低くしています。
    収集車の出入り口を西側(組合敷地中央側)に向け、施設内のごみが見えないよう、また、音が漏れないようにするとともに、エアシャワーで空気の壁を作り、においが漏れにくくしています。

  • POINT2
    プラットホームヤード

    収集車で集められた粗大ごみを貯めておく場所です。
    可燃性粗大ごみ(主に木製)、不燃性粗大ごみ(主に金属製)に分けて貯めています。
    また、不燃ごみから回収した小型家電を貯めています。

  • POINT3
    プラットホーム粗大ごみ受入ホッパ・粗大ごみ供給コンベヤ

    粗大ごみを粗大ごみ受入ホッパに投入し、粗大ごみ供給コンベヤで運搬します。
    このあと、破砕し、鉄・アルミを回収します。

  • POINT4
    プラットホームごみピット投入扉

    収集車で集められた不燃ごみを、ここからごみピットへ降ろします。

  • POINT5
    プラットホームダンピングボックス

    少量の不燃ごみは、ここからごみピットへ投入します。
    ここに不燃ごみを並べたあと、床をななめに持ち上げ、ごみピットにすべらせます。
    また、ここに不燃ごみを降ろし、運ばれた不燃ごみの分別調査を行います。

  • POINT6
    ごみピット

    不燃ごみを貯めておく、ごみピットです。約600㎡(学校のプールと同じぐらい)の大きさがあり、約7日分の不燃ごみを貯めておくことができます。

  • POINT7
    不燃ごみ供給コンベヤ

    不燃ごみをごみクレーンで不燃ごみ受入ホッパへ投入し、不燃ごみ供給コンベヤで運搬します。

  • POINT8
    ごみクレーン

    不燃ごみをつかんで運ぶごみクレーンです。一回で約390kg(約1.5㎡)の不燃ごみをつかむことができます。
    ごみクレーンの操作は、クレーン操作室から行います。

  • POINT9
    粗破砕機

    低速で回転(約0.35回転/秒)する2つのカッターで、不燃ごみ・粗大ごみを破砕します。

  • POINT10
    高速回転破砕機

    高速で回転(6.25回転/秒)するハンマーで、粗破砕機で破砕されたごみを、さらに細かく破砕し、鉄·アルミの回収と、破砕残さの焼却処理をしやすくします。

  • POINT11
    磁力選別機

    細かく破砕されたごみから、強力な磁石で鉄を回収します。

  • POINT12
    アルミ選別機

    磁石が高速で回転することで発生する回転磁界により、ごみからアルミを回収します。

  • POINT13
    排風機

    細かなごみやほこり、臭いは、排風機で空気と一緒に吸い込み、外へ漏れないようにします。
    空気の吸い込み口は、プラットホーム、ヤード、ごみピット、手選別コンベヤ、粗破砕機、高速回転破砕機など、いろいろなところにあります。

  • POINT14
    バグフィルタ

    排風機で吸い込んだ空気は、バグフィルタで細かなごみやほこりを取り除きます。

  • POINT15
    脱臭装置

    吸い込んだ空気は、バグフィルタで細かなごみやほこりを取り除き、脱臭装置で臭いを取り除きます。

  • POINT16
    不燃ごみ破袋機

    不燃ごみが入っている袋を、回転する刃と固定された刃で破きます。

  • POINT17
    手選別コンベヤ

    人の手で不燃ごみの中から資源になる小型家電を回収します。また、不燃ごみに混入している不適物を取り除きます。

  • POINT18
    中央制御室

    施設全体を管理します。設備の状態や処理の状況をモニターで監視し、安全で効率の良い運転を行います。

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